タイソンの適当ブログ

サッカーや音楽などなど

日本vsチリ チリの右サイドのユニット力

皆さん、日本対チリ観ましたか?

結果はやっぱり大敗でしたね。

サッカーファンの方にとって色々と考えさせられる試合になりましたね。この日本代表やばくね?とか森保って無能じゃね?と思う方増えてきたのではないでしょうか。

この大会をただ若い選手たちに経験させるだけのものにするのか、しっかり作戦を立てた上でどれだけ本気モードの南米勢に対して戦えるのかを実験する大会にするのかで日本サッカーの今後は大きく左右すると思います。

現状は明らかに前者ですね。

まあ、そんなこと嘆いていても上が変わらなければ現状は変わりません。

今回みたいな明確な結果が上積みされていけば体制も変わっていくのではと思います。

それがワールドカップ出れなくなるレベルの大きい結果にならなければいいのですが笑

 

愚痴はこれくらいにして、今回は題名にも書いているんですけど3失点目のチリの崩し方について、考えてみようと思います。

チリはこの試合を通じて日本の守備の穴となっていた左サイド、チリからみて右サイドで多くのチャンスを作っていました。特に右インテリオールのアランギス、右サイドバックのイスラ、右サイドハーフのフエリザリダ(交代してからはオポゾ)の連携で日本のマンツーマンディフェンスを混乱させていました。

 

f:id:dortmundno23:20190620175915j:image

f:id:dortmundno23:20190620175925p:image

(手書きですみません。観づらいと思いますが図も用意してみました。)

図にしているのはチリの3点目のシーンのところです。(80分あたり。)

キーパーのロングボールからチリが繋いでアランギスにボールが渡り、アランギスからオポゾ、そしてイスラと繋ぎました。

そして、イスラが少し溜めて再びアランギスへ。アランギスはオポゾに当て、その瞬間に矢印の通り、少し前に出ます。オポゾはイスラが居た位置に移動、そしてイスラはアランギスが居た位置辺りに移動しながらオポゾからのパスを受け裏に出ているアランギスに浮き球を出して、そこからのクロスにサンチェスが合わせてゴールしました。

日本はあらかじめマークにつく人を決めていたっぽく、オポゾには安部、イスラには杉岡、アランギスには中山がついていました。しかし、上記のように動かれることによって誰にマークをつけばいいのか分からなくなって、アランギスの背後への侵入を許してしまったんだと思います。

 

今回、チリは時計回りに動きながらチャンスを作っていく動きをしています。主にフットサルで用いられる複数人で連動してスペースを空けるものでヘドンドと呼ばれる、3人ないし4人で反時計回りに動き、マークのズレを生み、チャンスを創出していく戦術があるのですが、今回のチリに関してはヘドンド風の崩しという表現の方が正しいかも知れないですね。

クラブチームでいうとマンチェスターシティやナポリがこの攻撃を良くやりますね。

ちなみにアランギスはピーターボスが監督になったレバークーゼンでよくこの動きを見せています。非常に頭のいい選手です。

f:id:dortmundno23:20190620183155j:image

 

さて、今回は日本対チリの中で3点目のシーンについて深く取り上げてみました。

分かりづらい部分もあったかと思いますがはじめての分析なので許してください笑

意見や質問もどんどんお待ちしております。

 

 

 

では。。。