セリエAチーム紹介
はい、前回の続きです!
前回↓
ローマ
昨シーズン:6位 CLベスト16敗退
今シーズン:7位
・モンチの暴走によりチームが崩壊、ラニエリがなんとか立て直すも久しぶりのCL圏外の6位で終わってしまった昨シーズン。シャフタールではナポリやシティ、ホンフェンハイム相手に素晴らしい試合をしていたフォンセカが指揮を執る今シーズン。
補強面
FFPの関係もあり、毎年恒例となりつつある選手の入れ替えは今年も行われた。まずはモンチが連れてきて大して活躍しなかったオルセン、エンゾンジ、マルカノ、シック、カルスドルプを放出。新SDのペトラーキは限られた資金の中で弱点だったGKにパウロペス、マノラスが居なくなったCBにマンチーニ、スモーリング。さらにはスピナツォーラ、ザッパコスタ、ディアワラ、ヴェレトゥ、ムヒタリアン、カリニッチとfifaのキャリアモードをやってんのかというくらい選手を獲得。
総評
ペトラーキはいい補強をしたとは言えるが、やはり新加入選手が多いためかここまでの試合(2節まで視聴)を見た感じ、まだまだ時間がかかりそうな印象だった。マノラスが居てもゆるゆるだったディフェンスラインは彼が去った今年もやっぱりゆるいし(マンチーニは未知数、スモーリングは...)、中盤に関してもヴェレトゥ、ペッレグリーニ、クリスタンテ、ディアワラとフォンセカのサッカーをやるには守備の強度が気になります。ジェコの残留がせめてもの救いではあるもののチーム内得点王のエルシャラを中国に売ってしまい、怪我がちなペロッティ、パストーレ、未知数なムヒ、クライファート、カリニッチ。ザニオーロとウンデルは期待大だけども、全体的に見てもやはり予想がしづらい未知数なチームとなっている。
クラブ内でもトッティが辞めたり、デロッシが退団したり、会長がいつも通りローマに来ず、新スタジアム建設も進まないというバレンシアよりはましなもののなかなかにゴタゴタしている。
フォンセカにかかるプレッシャーは大きいけどもチームを掌握すれば戦力的にはCL圏に入れそう。
昨シーズン:8位 ELベスト32
今シーズン:3位
・ビエルサにドタキャンされ、シモーネインザーギが率いることになって四年。今シーズンはプレシーズン全勝、イタリアでもかなり期待されているチームとなっている。2年前のインテル戦での悲劇を乗り越えCL圏獲得を目指す。
補強面
基本的に昨シーズンの主力が全員残留し、そこにセリエAでも注目されていたラザーリを獲得。更にSDのターレがずっと注目していたサイドアタッカージョニーを獲得に成功。ヴァブロ、キイーヌと有望株を獲得し、心配されていたラドゥ、ミリンコビッチサビッチの残留が確定。
総評
完成度は正直いって一番高いといっていいと思います。しかしあれだけ圧倒していたローマダービーで勝てなかったり(1-1のドロー)、SPALに負けてしまったりと内容はいいのにという試合が多いラツィオ。去年のユベントスとの後半戦もそうだったけど。内容の良し悪しはもちろん大切だけど安定した結果を出せるようになることが今のラツィオには求められていると思う。(偉そうにすみません)
特に代えが効かないインモービレとレイバのところをどのように対応していくのか。
他チームのクオリティが上がってくるまでの前半戦にどれくらい勝ち点を稼げるがCL圏争いを制する
焦点になってきそう。
ちなみにラツィオには2年目に活躍するというジンクスがあるので(ルイスアルベルトやフェリペアンデルソン、カイセド然り)、ベリシャの爆発に期待したいところ。
昨シーズン:6位
今シーズン:8位
・ラツィオ同様に現状維持。マッツァーリ三年目で昨シーズンの後半戦の勢いそのままにCL出場を目指す。
補強面
移籍市場最終盤までなかなか動かなかったトリノ。しかし、最後の最後にラクサールをミランから、ずっと欲しかったヴェルディをナポリから獲得することに成功した。これにより質、量ともになかなかのスカッドになり、昨年のアタランタ同様に台風の目になるのではないかというトリノ。
総評
では何故予想順位が低いのか。理由としてはただ一つ。エヌクルのトランスファーリクエスト問題により干されているため、昨年までのDFリーダーが起用できず、武器である固い守備に安定感が無くなってしまっていることです。
現に3試合連続で複数失点を喫しています。
攻撃陣はベロッティ、ファルケに好調なザザ、覚醒しそうなべレンゲル、そして新戦力のヴェルディとなかなか豪華なメンツが揃っています。それだけにエヌクルが復帰すればトリノもCL圏争いに加わってくるでしょう。
注目選手としてはアタランタで期待されていた時と同じ使われ方、司令塔で起用され好調なバゼッリに注目しています。アタランタ戦でも彼のセットプレーによって2得点演出しています。イタリア代表復帰あるかも?
昨シーズン:16位
今シーズン:9位
・あわや降格すれすれというシーズンを送った名門。新オーナーになり、積極補強をし力をつけた今シーズンは欧州戦線復帰なるか。
補強面
前回もお話しましたが、リベリ、ボアテング、プルガル、バデリ、リローラに加えて実績十分のカセレス、復活を期すダウベルトらの補強に加え、カストロヴェッリやソッティル、ラニエリ、テルジッチ、ドラゴフスキらのレンタル復帰の若手たちがどれほどの成績を残せるか。
キエーザの残留はチームにとって非常に大きかった。
総評
モンテッラが復帰してから(2月)、今節のユベントス戦まで一勝も挙げられていないという厳しい戦いを強いられてはいますが、ユベントス戦は素晴らしい出来でイグアインとロナウドにほとんどボールを触らせず、リベリーが攻守に大活躍し、王者をあと一歩のところまで追い詰める試合を披露。
今回はユベントス対策ということもあるのかもしれないけど、モンテッラが前政権時代にも行っていた343でこのサッカーを続けることが出来れば中位争いから抜け、トップハーフで終わることが出来るかも。
とはいえ、フォワードが若いヴラホビッチとムラっ気のあるボアテングということでユベントス戦で見られたリベリー、キエーザというコンビの爆発が命運を握る気がします。
はい、ということでチーム紹介が終わりました。セリエAの魅力を少しでも伝えることが出来たなら幸いです。
観客数が減り、日本でもそこまで注目されていないセリエAですが、今回紹介した以外でもSPALはセンブリチの元で攻撃的なサッカーをしていますし、イタリアのグアルディオラことデゼルビのサッスオーロ、バロテッリが復帰、トナーリもいるブレシアなど魅力的なチームが沢山あります。
みんなでセリエAを楽しみましょうー!
そして明日の朝4時にCL第1節リバプールvsナポリがあります。
正直自分としてはどちらも大好きなチームなので難しい感情で見ることになりますが笑笑
昨年はお互いホームでは相手を圧倒、戦績も1勝1敗となっていますが、今シーズンはどうか。
ちなみにプレシーズンマッチでは0-3でナポリが勝利しています。
僕の予想としては2-1でリバプール勝利とさせて頂きます。理由としては完成度としてはリバプールの方が上手。インシーニェ、ミリクの出場が不透明なナポリは分が悪いかなという予想です。
いきなりのビッグマッチ。楽しみですねー!
では。